サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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【第1期奨励金】アスリート紹介⑩陸上競技・加藤由希子選手

サントリーグループでは、復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として、世界レベルの選手の育成やチャレンジド・スポーツの振興を目指し、「チャレンジド・アスリート奨励金」を実施しています。

第1期奨励金対象で宮城県気仙沼市出身の加藤由希子選手は、生まれつき左肘から先がなく、義手をつけて、中学生時代から陸上競技生活を送っています。東日本大震災のときは高校生で、避難生活も経験しながら何とか競技を継続してきました。大学に入り、監督や先輩方などの指導により力をつけ、今年7月の関東身体障害者陸上競技会では砲丸投(F46クラス*)で12m47の世界記録をマーク。現在、円盤投・やり投(同クラス)でも日本記録を保持しており、サントリーチャレンジド・アスリート奨励金は主に大会遠征費として活用され、加藤選手の活動を支えています。

今後について、加藤選手は「中心に練習しているやり投は、特に肩甲骨の使い方が大事なので、意識してトレーニングし、リオに行けるよう頑張ります!」と力強く語ってくれました。

競技生活の傍ら、大学では教職課程も取得し、教育実習は故郷気仙沼市で実施たそうです。現在は、大学4年生のため卒業論文に取り組みながら、練習に励み、来年の代表選考に向け着々と準備をしています。
サントリーグループは、引き続き加藤選手の挑戦を応援していきます!

*F46クラス
下記のいずれかに該当するもの
1)両側の前腕部で切断(両手関節離断含む)している、もしくは先天性の奇形のあるもの
2)片側の上腕部で切断(片肘関節離断含む)している、もしくは先天性の奇形のあるもの
3)片側の手に最小の障害基準(MDC)に定められている障害のあるもの