サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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【第1期奨励金】チャレンジド・アスリート紹介⑦
陸上競技・庭瀬ひかり選手

サントリーグループは、東日本大震災復興支援「サントリー東北サンさんプロジェクト」のチャレンジド・スポーツ支援の一環として、「チャレンジド・アスリート奨励金」を実施し、アスリートの活躍を応援しています。

奨励金対象の庭瀬ひかり選手は、福島県出身のチャレンジド・アスリートです。7月18・19日に大阪府長居陸上競技場で開催されたジャパンパラ陸上選手権大会では、自身の持つ100mT51*クラスの日本記録を更新しました。

生まれつき障がいがある庭瀬選手は、幼い頃は周囲の人たちの目を気にして人前に出ないようにしていたそうですが、中学生になり走る楽しさを知ってからは地域のマラソン大会や競技会に出場。様々な障がい者スポーツがあることや、スポーツをしている選手たちが活き活きとしていることに気付きました。そのような選手たちに憧れを頂きながら競技を続けていると、人目も気にならなくなり自分に自信がついてきたと実感したそうです。

現在は、日頃のトレーニングに加え、3月の大分チャレンジ陸上、6月の福島障害者総合体育大会・9月のジャパンパラ陸上競技大会、北海道・東北障がい者陸上競技大会など積極的に大会参加し、着実に実力をつけています。奨励金は、これらの大会の遠征費や車椅子の調整費用などに活用されています。

今後の目標について、庭瀬選手は「障がいがあっても『頑張る姿』を周囲に見せ、その姿を見た人々にほんの少しでも勇気や希望を与えられたらと思います。目標は東京パラリンピック出場です!」と力強く語りました。

サントリーグループは、引き続き庭瀬選手の挑戦を応援していきます!

*T51 車椅子使用のクラス
肘の屈筋および手首の背屈筋が機能する。肘の伸筋は機能するが(筋力3以下)手首の掌屈筋は機能しない。方間接が弱い場合がある(神経残存レベル C5/6)

第1期チャレンジド・アスリート奨励金 助成先発表会の様子(2014年12月)。前列右が庭瀬選手