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適正飲酒をより身近に感じていただくために──適正な飲酒を促すキャンペーンキャラクター「ほどほどな仲間たち」誕生

サントリーグループの適正飲酒の啓発活動の歴史は長く、1986年以来ずっと「お酒は、なによりも適量です。」というメッセージを伝えてきました。そして2022年11月、12年ぶりに適正飲酒の大切さを伝えるモデレーション広告のリニューアルを行った背景を、サントリーホールディングス(株)リスクマネジメント本部 グローバルARS部 田代るり子がご紹介します。

  • Alcohol Responsibility and Sustainabilityの略。
サントリーホールディングス(株)リスクマネジメント本部グローバルARS部田代るり子

業界に先駆け1976年から続ける適正飲酒の啓発活動

サントリーグループの適正飲酒啓発活動の歴史は、広告の第1弾が出た1986年に始まりました。以来ずっと適正飲酒の大切さを伝え続けています。

モデレーションとは、「ほどほど」「中庸」という意味。1986年からモデレーション広告を全国紙で展開し、適正飲酒の大切さを訴え続けています。サントリーグループは「DRINK SMART(ドリンク・スマート)」を掲げ、業界に先駆けてアルコール関連問題に積極的に取り組んでいます。

モデレーションとは、「ほどほど」「中庸」という意味。1986年からモデレーション広告を全国紙で展開し、適正飲酒の大切さを訴え続けています。サントリーグループは「DRINK SMART(ドリンク・スマート)」を掲げ、業界に先駆けてアルコール関連問題に積極的に取り組んでいます。

そのなかで、モデレーション広告の開始から長い歴史を経て、適正飲酒のメッセージがお客様に効果的に届いていないことが消費者調査から分かりました。また、業界内で企業イメージの同質化が進み、サントリーらしさも薄れつつありました。そこで2022年11月、モデレーション広告を12年ぶりにリニューアルしました。
テーマは“リバイタライズ”。ずっと発信してきた「お酒は何よりも適量です。」というメッセージを、今の時代にあわせて誰もが共感できるよう刷新することです。プロジェクトに先駆け、適正飲酒啓発活動に長年携わったベテラン社員にも話を聞き、今もブレないメッセージを伝える大切さも再確認していました。そのようにチームの方向性が定まっていたので、新しくも伝統を感じさせるキャラクター「ほどほどな仲間たち」の採用は、満場一致で決定しました。

新しいモデレーション広告のキャラクター「ほどほどな仲間たち」は、トリスウイスキーのイラストで知られる故・柳原良平氏の画風を模したもの。「サントリーらしさを残しつつ、今の時代にあった発信方法を」と、新聞広告やポスターのほか、動画「ほどほどムービー」や応援歌など幅広く展開。

新しいモデレーション広告のキャラクター「ほどほどな仲間たち」は、トリスウイスキーのイラストで知られる故・柳原良平氏の画風を模したもの。「サントリーらしさを残しつつ、今の時代にあった発信方法を」と、新聞広告やポスターのほか、動画「ほどほどムービー」や応援歌など幅広く展開。

お酒は人生を豊かにする。だからこそ発信を続ける

お酒は人と人とのつながりを生み、人生を豊かにするもので、それぞれの国のさまざまな民族の歴史に深く根ざしています。今後もその価値を保ち続けたい、未来永劫お酒を売り続けられる会社でありたいというのが、私たちの思いです。

2000年頃から実施する草生栽培は、草刈りをするなど手間もかかりますが、粘土質の土壌の改善などに効果的。植物の根が水はけを良くし、微生物の多い豊かで柔らかい畑に。

お酒にかかわる問題点もお客様に自分ごと化して気づいていただくため「その路上、あなた専用の立ち飲みバーではありません。」など、身近で具体的な題材を選んでいます。

適正飲酒の意識を従業員にも徹底するため、携帯用に名刺サイズのカードも作成。ほか、工場見学の際の啓蒙用ツールとして、適正飲酒を啓蒙するための小冊子の準備も進めています。

適正飲酒の意識を従業員にも徹底するため、携帯用に名刺サイズのカードも作成。ほか、工場見学の際の啓蒙用ツールとして、適正飲酒を啓蒙するための小冊子の準備も進めています。

そのために、お酒の良さと同時に、度を越すとさまざまな問題を引き起こすことを伝えていくことが大事だと思います。全従業員がこのことを理解し、マナーを守った適正飲酒を続けていただけるように、世の中へメッセージを発信する活動を続けていきたいと考えています。

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