使い捨てプラコップを紙コップに切替へ

サントリーグループは、酒類および飲料・食品事業において、主催イベント・セミナーなどで飲料の提供に使用する使い捨てプラコップを紙コップに切り替える取り組みを開始します。

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同グループは、2019年に「プラスチック基本方針」を策定し、"2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする"という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成に向けて水平リサイクルの活動を推進し、循環型かつ脱炭素社会の実現に努めています。国内の飲料・食品事業では全ペットボトル重量のうち2022年にサステナブル素材(リサイクル素材あるいは植物由来素材)比率は46%となり、23年には50%を目指しています。

一方で、プラコップなどのその他プラスチック類は、ペットボトルのように水平リサイクルがされず焼却されてしまうケースもあるのが現状と考えています。そのため、プラスチック使用量を削減するために、酒類および飲料・食品事業における主催イベント・セミナーなどで使用する使い捨てプラコップを、紙コップに切り替える取り組みを開始します。本取り組みにより、石油由来のプラスチック使用量を年間約44トン削減※1、二酸化炭素排出量を年間約6割削減※2する見込みです。なお、6月8日(木)から神戸市にて開催されるサントリーレディースオープン(SLO)においても、従来来場者への飲料提供用に使用していたプラコップを紙コップに切り替えます。

※1 2019年の使用量を基に計算
※2 LCA(ライフサイクルアセスメント)法で試算

サントリーグループは、自然と水の恵みに生かされる企業として、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」をわたしたちの目的に掲げ、創業以来、持続可能な社会の実現を目指してきました。これからも、循環型かつ脱炭素社会への変革を強力に先導し、持続可能な社会の実現に向けたサステナビリティ経営をさらに推進していきます。