サントリー食品インターナショナル(株)は、三菱地所(株)と協働し、三菱地所(株)が所有・管理する大丸有(だいまるゆう)(大手町・丸の内・有楽町)エリアの大規模オフィスビル15棟から集められたペットボトルを回収・再生して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1を6月13日(月)より開始し、持続可能な資源循環の取り組みを推進します。
※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと
●背景について
サントリーグループは「人と自然と響きあう」を社会との約束と掲げ、「プラスチック基本方針」を策定し、2030年までに「100%サステナブル化」することを目標にさまざまな取り組みを行っています。
三菱地所グループでは「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」において、「気候変動や廃棄物、環境問題に積極的に取り組む持続可能なまちづくり」等を目指しています。
今回、三菱地所グループが目指す方向と「ペットボトルを資源として循環させていくことで持続可能な社会の実現に貢献する」という当社の思いが一致し、この取り組みに至りました。
●本取り組みについて
三菱地所(株)が所有・管理する大丸有エリアの大規模オフィスビル15棟から集められたペットボトルを当社の飲料用ペットボトル容器として再生・使用することで「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現します。回収にあたり、28万人のオフィスワーカーを有する大丸有エリアのオフィスビル利用者の方々や商業施設の来訪者に対し、三菱地所(株)が所有する約160カ所のサイネージやビジョンを活用し、「ペットボトルをボトル・キャップ・ラベルに3分別することの大切さ」や「飲み切ることの大切さ」を伝える啓発動画を、7月より展開します。また、三菱地所(株)の「大丸有SDGs ACT5」の活動にも参画していくなど、協働してさまざまな啓発活動に取り組んでいく予定です。
〈22年6月時点で対象となるオフィスビル〉
丸ビル、大手町パークビル、丸の内パークビル・三菱一号館、丸の内二重橋ビル、東京ビル、大手町フィナンシャルシティグランキューブ、国際ビル、新有楽町ビル、新東京ビル、丸の内仲通りビル、有楽町ビル、新国際ビル、丸の内二丁目ビル、日比谷国際ビル、大手町ビル の計15棟。
サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入※2したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発※3するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進してきました。
2019年に策定した「プラスチック基本方針」で掲げた、"2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする"という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を推進していきます。
※2 メカニカルリサイクルとして
※3 協栄産業(株)など4社で共同開発
以上