サントリーグループは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速すべく、4月より「自然関連財務情報開示タスクフォース(以下TNFD※1)フォーラム」に参画しました。
※1 Taskforce on Nature-related Financial Disclosures
TNFDは、気候関連の財務情報の開示に関するタスクフォース(TCFD※2)に続く枠組みとして、2019年世界経済フォーラム年次総会で着想され、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)、国連開発計画(UNDP)、世界自然保護基金(WWF)、イギリスの環境NGOグローバルキャノピーにより、2021年6月に設立された国際的な組織です。世界の資金の流れを、生物多様性の減少傾向を食い止め、回復を目指す「ネイチャーポジティブ」に貢献できるように変えるという目的で、自然関連リスクに関する情報開示フレームワークの構築を推進しています。「TNFDフォーラム」は、自然や金融などの専門性を有する企業・団体等が参画し、TNFDによる枠組み構築をサポートするネットワークです。
※2 Taskforce on Climate-related Financial Disclosures
当グループは、水や農作物など自然の恵みに支えられた食品酒類総合企業として、「水と生きる」をステークホルダーとの約束、「人と自然と響きあう」を使命に掲げ、持続可能な社会の実現を目指してきました。2003年に開始した水源涵養活動「サントリー 天然水の森」では、豊かな地下水を育む森づくりのために、鳥類を含む動植物や昆虫などの継続的なモニタリングによる計画的な管理も行っており、生物多様性の保全にもつ ながっています。
本フォーラムへの参画を通じ、今後も生物多様性の保全、持続可能な社会の実現に向けたサステナビリティ経営をよりいっそう推進していきます。
▽ サントリーグループの環境活動 https://www.suntory.co.jp/eco/
▽「サントリー 天然水の森」 https://www.suntory.co.jp/eco/forest/