野鳥は自然環境のバロメーターといわれています。鳥には羽があり環境が悪くなれば飛び去り、良くなれば戻ってくるからです。 豊かな自然の恵みに生かされているサントーグループは「Today Birds, Tomorrow Humans~今日鳥たちに起こる幸福は、明日の人間を幸せにするかもしれない~」野鳥を保護することが人間や自然環境を守ることにつながるとの考えから、1973年から野鳥保護の重要性を社会と共有する愛鳥活動に取り組んでいます。
サントリー愛鳥活動の主なあゆみ
活動年 | 活動内容 |
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1973年 |
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1989年 |
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1990年 |
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1993年 |
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2006年 |
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2014年 |
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2016年 |
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2018年 |
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2021年 |
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2024年 |
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公益信託「サントリー世界愛鳥基金」
サントリーは愛鳥活動の一層の充実を図るため、創業90周年記念活動の一環として1989年に「サントリー世界愛鳥基金」を創設しました。これは野鳥保護を通じて地球環境保全を推進するため、国内外の鳥類保護活動を資金面から助成するものです。
公益信託となった1990年から助成を行っており、35年目を迎えた2024年までに延べ517団体に7億450万円の助成を行い、大きな成果をあげています。2020年度贈呈式は新型コロナウイルス感染症リスク回避のため中止。2021年、2022年はオンラインで開催。2023年以降はオンラインでもつなぎ、ハイブリット開催を実施しています。
白州蒸溜所バードサンクチュアリ(野鳥の聖域)
愛鳥活動を始めた1973年に民間企業として初めて「バードサンクチュアリ(野鳥の聖域)」を山梨県・白州蒸溜所に開設しました。
豊かな森といくつもの清流に恵まれた白州蒸溜所周辺は、野鳥の渡りの中継点です。バードサンクチュアリでは、定期的に野鳥調査を行い、そのデータを鳥たちや生き物がすみやすい、より良い環境をつくるための指針の一つとして活かし、専門家のアドバイスを受けながら継続的に整備を進めています。
さまざまな情報発信
多くの方に野鳥に親しんでもらえるよう、Webサイトやツールを通じて、さまざまな情報を発信しています。Webサイト「日本の鳥百科」では200種以上の野鳥を解説付きのイラスト、鳴き声、写真によって楽しく知ることができます。
またバードウォッチャーから寄せられた野鳥観察記録を蓄積した世界最大の野鳥観察データベースにアクセスできるポータルサイト「eBird Japan」(コーネル大学鳥類学研究室および日本野鳥の会が運営 )および野鳥識別アプリ Merlinは、国内外で愛鳥活動を手軽に楽しめるツールです。サントリーはこれらのツールの普及活動をメインスポンサーとして応援しています。
バードウォッチングに役立つリーフレット「身近な鳥たち -やさしい見分け方-」なども提供しています。