お酒をやめられないと感じたら
「今日は絶対に飲まない!」と心に誓っても、ついついお酒に手が伸びてしまう。
一度飲み始めると飲みすぎてしまう。前夜の出来事を思い出せないことが度々ある。お酒を飲まないとイライラして落ち着かない。
やめたいのにやめられない…の繰り返し。
そんな風にして、お酒をやめられないと感じたら、アルコール依存症への危険信号。
自分の飲酒習慣をチェックしてみましょう
まずは、日ごろあなたがお酒とどんな風につき合っているのか、自分で認識することが大切です。ご自身の飲酒習慣について、チェックしてみましょう。
自己診断テスト①:飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)
世界保健機関(WHO)の調査研究により作成されたスクリーニングテストです。
飲酒習慣をチェックしてみましょう
自己診断テスト②:久里浜式アルコール依存症スクリーニングテスト(新KAST)
久里浜医療センターによって作られた日本人向けのアルコール依存症のスクリーニングテストです
久里浜式アルコール症スクリーニングテスト
専門機関に相談を
お酒をやめられないと不安に感じたら、まずはかかりつけのお医者さんに相談してみましょう。
アルコール依存症は、意志の弱い人がなるのではなく、お酒を飲む人なら誰でも発病の可能性がある病気であり、回復可能な病気です。
アルコール依存症の治療法は断酒が最も効果的といわれていますが、自分だけの力でお酒をやめるのは非常に困難です。早期に適切な治療を受けることが重要です。
アルコール依存症について気になる方は、都道府県の精神保健福祉センターや保健所などで無料相談を受け付けていますので、ぜひ利用してみてください。
※地域住民の精神的健康の保持促進や精神障害の予防、社会復帰の促進のための援助を行うセンター。地域によってはデイケア機能もあり、リハビリステーション活動も行なっています。
各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センター
各地の保健所
依存症拠点機関事業