ボジョレー ヌーヴォーとは
「ボジョレーの帝王」
ジョルジュ デュブッフ氏と
ボジョレー ヌーヴォーの歩み
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1933
ジョルジュ デュブッフ氏誕生
ジョルジュ デュブッフ社の創業者、ジョルジュデュブッフ氏はブーイイ・フュイッセというボジョレー地区近郊のぶどう生産農家に生まれました。
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1951
ボジョレー ヌーヴォー誕生
この年フランスでは、軍隊への供給を確保するために、ワインの出荷を12月15日まで制限すると省令が出されました。それを受けてボジョレー生産者協会はフレッシュで心躍るようなボジョレーの新酒を通常よりも早く販売したいと申請を起こしたのです。そして想いが通じ、その年の11月13日、許可が下り「12月15日の解禁を待たずに今現在から販売することのできるワイン」が特定されました。つまり、この時初めて「ボジョレー ヌーヴォー」と呼ばれるワインが正式に誕生したのです。
その頃青年時代を送っていたデュブッフ氏は、自らつくった白ワインを瓶詰めし、直接近所のレストランを自転車で回っていました。やがてその品質はリヨンを代表する三ツ星レストランのシェフたちからも認められるようになります。デュブッフ氏は赤ワインの生産にも本格的に取り組むため、ボジョレーの生産者を一軒一軒回り、自らの鼻と舌で優秀な生産者を見つけて歩きました。そして、優れた1964生産者のキュべだけを厳選して瓶詰めし、デュブッフ氏と生産者の両方の名前を記したラベルを貼って売り始めました。 -
1964
ジョルジュ デュブッフ社設立
「デュブッフ ボジョレー」の品質の高さはたちまち評判となり、デュブッフ氏はより大規模なワイン生産を始めるために地を離れ、現在も社屋のあるロマネシュ・トランに「ジョルジュ デュブッフ社」を設立しました。
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1967
ボジョレーにとっての革命記念日
この年、デュブッフ氏は大きな挑戦を果たします。もっと多くの人にボジョレーワインの素晴らしさを知ってもらいたいと、ヌーヴォーの解禁日を大々的なイベントに仕立てあげたのです。
「’LE BEAUJOLAIS NOUVEAU EST ARRIVÉ!(ボジョレーターヴォーがやってきた!)」というボスターとともに、世界中の人に、フルーティで心躍るようなボジョレー ヌーヴォーの味わいを伝え、ファンを増やしていきました。 -
1970
世界からボジョレーの帝王と称される存在に
この挑戦は大当たりし、1970年代ボジョレーワインの存在はヌーヴォーの大ヒットとともに一躍世界的に知られるようになりました。こうした実績によって、デュブッフ氏は「ボジョレーの帝王」と称される存在になったのです。
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1996
サントリーがジョルジュ デュブッフ社と提携開始
デュブッフ氏は毎年のように解禁日に合わせて来日。テレビやメディアに登場し、日本のボジョレー ヌーヴォー文化を盛り上げてきました。
以来、ボジョレー ヌーヴォーは日本の皆さまに広く親しまれるようになりました。