広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究・評論を行う個人を顕彰
広く社会と文化を考える独創的で優れた研究、評論活動を、著作を通じて行った個人に対して、「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門に分けて、毎年「サントリー学芸賞」を贈呈しています。
1979年の本賞創設以来、第46回(2024年度)までの受賞者は387名を数え、これらの受賞者の業績は、主題への斬新なアプローチ、従来の学問の境界領域での研究、フロンティアの開拓などの点で高く評価されています。
従来、評論・研究活動を幅広く顕彰する賞は少なく、既存の枠組にとらわれない自由な評論・研究活動に光を当てることは、本賞の重要な役割となっています。
- 選考方法
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「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」4部門それぞれに選考委員会を設け、各部門の選考委員による推薦および選考により受賞者とその作品を決定します。
- 正賞・副賞
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正賞として楯、副賞として300万円を贈呈します。
- 選考対象
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前年1月以降に出版された日本語による著作で、選考にあたっては、個性豊かで将来の期待される新進の評論家、研究者であること、本人の思想、主張が明確な作品であることに主眼が置かれます。
また代表候補作品だけでなく、これまでの一連の著作活動の業績を総合して選考の対象とすることもあります。