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「第6回 ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」を下記の12活動に決定しました。助成金総額は、700万円です。
早稲田大学交響楽団OB・OG中心の管・打楽器アンサンブルで団員の多くは60歳前後。東日本大震災で大きな被害を受けた大船渡市や奥州市の復興を願い、2011年から隔年で演奏会および中学・高校吹奏楽部とのワークショップを開催。
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活動を停止していた岩手県管弦楽連盟が2016年再設立され、岩手フィルやもりおかジュニアオーケストラなど単独に活動していた9団体の技術向上・育成に本格的に努めていく。昨年そのプレイベントを開催し、今回第1回が実現する。
管弦楽・弦楽合奏部活動が盛んな郡山市と白河市の公立小中学校10校が一堂に会し、各校毎の演奏および合同演奏を行う。生徒達の技術向上と人間性育成に資することを目的とし、将来福島県内の小中高校全ての合同演奏会を目指す。
様々な事情によりホールで音楽を聴く機会のない子ども、保護者、特別支援学校生、サポートを必要とする人など、誰もが参加できる無料コンサート。ゲストと地元で選抜された演奏者による質の高い音楽で、市民と感動を分かち合う。
震災以来、復興のための演奏活動を継続している。第25回となる記念の演奏会にマルタン「無伴奏二重合唱によるミサ曲」の全曲演奏と、福島県で活躍する作曲家濱﨑晋氏に委嘱した作品の初演を行ない、いまだ多くの方々が避難中で復興途上の福島の元気を歌声で発信する。
東北地方の農業関係者で創設されたオーケストラで「復興」を団規約に掲げ、毎年1回東北各県を巡回し定期演奏会を開催。「芸術をもてあの灰色の労働を燃せ」と農民たちを鼓舞し芸術への親しみを促した、宮沢賢治の理念にならい、高齢化と人口減少に悩む上小阿仁村における公演をとおして、同村の芸術文化活動推進への取り組みに寄与したい。
2014年から、毎年3月11日に宮城・岩手・山形の音楽家がプロ・アマを問わず集い、地震発生時刻に黙祷を捧げた後に、鎮魂と慰霊のコンサートを開催している。今年も例年通りモーツアルトの「レクイエム」他を演奏し聴衆と共に祈りを捧げる。
震災当時浪江町の小中高校で吹奏楽をしていたメンバーが、避難先で所属した福島工業高校吹奏楽部とともに、今春から帰還が可能になった浪江町に集まって演奏し、復興へ向けてエールを送る。
いまだ4万人以上の被災者が仮住まいを強いられている熊本で、日本のプロオーケストラおよびアジアからの出演者と九州の合唱団員が結集、2年前本震のあった4月16日に第九を演奏し、音楽が生きる力を与えることを発信する。
市民文化会館が被災して音楽活動の拠点を永らく失っていた釜石市で、念願のホール再開を記念して、地元出身者をはじめとしたメンバーによるオーケストラ演奏で、市民と音楽の喜びを共有し、音楽復興の後押しをする。
72年前の戦災から復興を遂げた沖縄で、那覇ジュニアオーケストラと岩手・宮城・福島の子どもたちが音楽を通して交流を深め、被災地との絆の架橋となる合同演奏会を2016年から、沖縄と東北で交互に開催。
欧州で活躍する「アンサンブル・ラロ」は阪神淡路大震災を経験した学生とウィーン・フィルのヘーデンボルク直樹氏の出会いから神戸で演奏活動を続けている。リアスホール10周年を記念に東北初の演奏会を行い被災地を勇気付ける。
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