園芸コラム

フクシア「エンジェルス・イヤリング」がひろげるふれあいの輪

花との出会いは人それぞれ。楽しみ方も人それぞれ。
その1つ1つが持っている素敵なエピソードやアイデアをお伝えしたいと思います。

グリーンアドバイザー城戸さんがオープンガーデンをされると聞き、伺わせて頂くことに。城戸さんは2005年サントリーフラワーズフォトコンテストで最優秀賞を受賞したこともある方です。
当日は梅雨時にも関わらず、よく晴れた気持ちの良いお天気。千葉県・舞浜の閑静な住宅街。手入れの行き届いたお庭が連なる住宅街の一角、門柱の上にとても大きなエンジェルス・イヤリングの鉢が出迎えてくれる、一際目を惹くお宅があります。

画像:Vol1 フクシア「エンジェルス・イヤリング」がひろげるふれあいの輪

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来訪される型を優しく迎える丸8年のエンジェルス・イヤリング。下にはハート型に植え込んだ今年の新色、デュアルパールとアズーロコンパクトの寄せ植え。

「この大きな鉢は3苗から始めたんですよ。丸8年でこんなに大きくなるのを皆さんが驚かれます」と話すこの鉢はまさに城戸邸のシンボルツリー。
そして門の横に広がるレンガの塀にもエンジェルス・イヤリングを中心とした草花が覆っています。今年の新色“デュアルパール”は大きなハート型にアズーロコンパクトと寄せ植え。満開になったらどんな風になるのか楽しみです。

表通り側からお庭にまわるとフクシアをはじめ、たくさんの草花に包まれるような空間が広がります。いたる所に城戸さんのアイデアが詰まった庭は、ベンチに腰かけるとそのまま何時間でも座っていたくなるような心地良さです。鉢や小物全てにこだわるコーディネートも参考にしたいところがたくさん。「鉢1つでもちょっと頑張ってお洒落なものにすると花への愛がさらに強くなるんです」と城戸さん。

画像:Vol1 フクシア「エンジェルス・イヤリング」がひろげるふれあいの輪

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和風にも楽しむアイデア

今年で5年目となるオープンガーデンは大盛況。「今の世の中、人と人との直接のコミュニケーションが減っているけど、花はコミュニケーションのきっかけとなってくれるもの。知らない人とでも話ができ、すぐに仲良くなれる。自分が知った花の楽しさを少しでも多くの人に知っていただきたい」とにこやかに語られます。

城戸さんがフクシアの魅力にはまったのは9年前。
中でもエンジェルス・イヤリングをとても気に入ってくださっています。日本では育てることが難しいと思われがちなフクシア。でもエンジェルス・イヤリングは夏の暑さにも丈夫で育てやすいのが特長です。

画像:Vol1 フクシア「エンジェルス・イヤリング」がひろげるふれあいの輪

夏の暑さを乗りきるためには足のある鉢はお奨め(講座でも使っている鉢に植えられたエンジェルス・イヤリング)

画像:Vol1 フクシア「エンジェルス・イヤリング」がひろげるふれあいの輪

陶器のブック型の器に植えこみ。フクシアのイラストも入れて絵と実物の対比が面白いアレンジです。

この魅力をもっと大勢の方に知ってほしいと各地で講座も行っています。城戸さんの準備はとても念入り。「とにかく講座に出られたかたに喜んで頂きたい。ずっと愛情をもって楽しんでいただけるようにと、話す内容はもちろんのこと、鉢など全てにこだわりをもって選びます。」

そんな思いが通じて城戸さんの周りには花を通じて親しくなった人たちがどんどん増えていきます。講座はお手伝いいただく方もボランティア。「準備はやはり大変だけど、講習を受けてよかったと嬉々として植え込まれた鉢をお持ち帰りになる姿を見るとこれでいい!これでいい!って思うんです。受けた方の嬉しそうな姿を見るときが講師として一番喜びを感じる瞬間ですね」。講座を受けた方々から御礼のお手紙やメールもたくさん届きます。この嬉しい声が城戸さんの新たなパワーになっているようです。

画像:Vol1 フクシア「エンジェルス・イヤリング」がひろげるふれあいの輪

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花を眺めながらの楽しい語らいはいつまでも盛り上がります。

城戸さんが住んでいる町内では有志のガーデニングクラブがあり、このクラブでも講座を実施。町内を歩くと驚くほどたくさんのお庭にエンジェルス・イヤリングの鉢植えが置かれています。
まさにエンジェル・スイヤリングがつなぐ人と人との輪。これからもっともっと大きく広がっていくことでしょう。花のある暮らしは咲かせるだけでは終わらない無限の喜びをもたらしてくれるようです。

城戸さんのエンジェルス・イヤリングを上手に育てるアイデア!

城戸さんのお庭にあるエンジェルス・イヤリングの多くが株元に可愛らしいベビーティアーズが敷き詰められています。城戸さんが考えた素晴らしいアイデアをご紹介します。

私のオリジナル!!暑さ対策に試して合点!!

画像:私のオリジナル!!暑さ対策に試して合点!!

色のタイプも豊富なベビーティアーズ

夏の暑さを乗り切るのに、何か工夫はないかと考えてた折、朝水やりをしたのに、日中には、もうぐったりしています。むき出しの土が乾いていかにも暑そう!地表をグリーンでカバーしてあげれば、耐えられるのではと思いつきました。元来、室内観葉植物として売られているベビーティアーズに着眼。
 根も短く、葉も可愛い、明るいライム色を使うと、とてもお洒落! しかも夏も冬も株元を保護してくれる優れもの。冬は茶色っぽくなりますが、ちゃんと生きています。春には芽吹いてグリーン一色。とてもお利口さんです!! 皆さんにお薦めしたい寄せ植えの植物です。

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