焼酎の歴史を教えてください。
起源は紀元前のヘレニズム文化から生まれた蒸溜酒です。
紀元前3000年頃のメソポタミア文明の遺跡から蒸溜に使われたと思われる土器が出土していますが、酒の蒸溜を初めて行ったのはアリストテレス(前384-前322・古代ギリシャ)と言われています。
前4世紀末以降に花開いたヘレニズム文化では、錬金術を発達させ、その道具として蒸溜器(アランビック)が使用されました。東洋へ伝えられたアランビックは、14世紀以降、各地で蒸溜酒を誕生させます。日本に蒸溜技術が伝わったのはいつ頃か明らかではありませんが、少なくとも500年程前には焼酎が飲まれていたことを示す古文書が南九州で発見されています。
鹿児島県大口市にある郡山八旗神社から発見された、宮大工2名が栄禄2年(1559年)に書いたとみられる落書きには、「神社の改修工事に際して、ケチな施工主は一度も焼酎をふるまってくれなかった。誠に残念である」と書かれていました。当時の南九州で、既に焼酎が一般市民に広く飲まれていたことが分かる古文書となっています。
こちらのQ&Aはお役に立ちましたか?
- 【焼酎・マッコリの関連FAQ】
ご協力ありがとうございました。
よろしければ、サービス向上のため、ぜひご意見をお聞かせください。
このフォームにお寄せいただいたご意見への回答は行っておりません。
回答をご希望の方は、お問い合わせフォームからお願いいたします。