2015/16 V・プレミアリーグ 福井大会
- 開催日時
- 2015年11月14日(土) 14:00
- 会場
- 敦賀市総合運動公園体育館
0
- 19-25
- 21-25
- 17-25
LOSE
3
スターティングメンバー
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金子 隆行
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椿山 竜介
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山村 宏太
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鈴木 寛史
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岡本 祥吾
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栗山 雅史
酒井 大祐
リベロ
リザーブメンバー
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阿部 裕太
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柳田 将洋
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山本 湧
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星谷 健太朗
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米山 達也
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松崎 廣光
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鶴田 大樹
試合経過
11月14日、敦賀市総合運動公園体育館にて今シーズン第4戦が行われ、サンバーズは昨シーズン6位のパナソニックパンサーズと対戦した。
第1セットの立ち上がり、サンバーズはパナソニックに2本のサービスエースを奪われ先行されるが、岡本のブロック、栗山のカウンターアタックで5-6と追い上げる。サンバーズは山村、鈴木のクイックでサイドアウトを重ねるが、中盤、パナソニックのブロックなどで7-11とリードを広げられた。その後、山村のサーブで崩し、栗山が立て続けにバックアタックを決めて追い上げるが、サンバーズはチャンスボールの処理やつなぎにミスが出て好機を得点につなげられない。中盤、点差を広げられるが、コートに入ったばかりの柳田がサーブで崩し、地元・福井出身のオポジット、椿山が豪快にブロックを弾き飛ばして得点を決める。さらに終盤、椿山のブロックで追い上げるが届かず、第1セットを落とした。
第2セットもパナソニックのブロックなどでリードされるが、岡本のサーブで揺さぶり、椿山のブロックや栗山のカウンターアタックで連続得点を奪い7-6と逆転した。その後、逆転されるが、柳田のスパイクや岡本のブロックで再逆転。一進一退の展開となるが、中盤、パナソニックのブロックに捕まり13-17とリードを広げられた。それでも終盤、オポジットに入った米山のバックアタックや、栗山のカウンターアタック、岡本のブロックなどで追い上げるが、その後再び引き離され、第2セットも失った。
第3セットはオポジットに栗山を入れ、金子をコートに戻して柳田とのアウトサイド対角でスタート。巻き返したいサンバーズは、岡本やリベロの酒井が好守備を見せるが、そうして作ったチャンスにミスが出て得点を奪うことができない。柳田が豪快なパイプ攻撃(コート中央部分からのバックアタック)を決めて会場を沸かせるが、中盤、サンバーズのミスや、パナソニックのブロックなどで連続得点を奪われ8-16と大差をつけられた。このセット途中から入った松崎のノータッチエースなどで終盤に追い上げを見せるが、点差は開きすぎていた。セットカウント0-3で敗れ、サンバーズは開幕4連敗となった。
前週の試合でオポジットのエバンドロが負傷し、戦列を離れた。そんな今だからこそやらなければならないことができなかった、とミドルブロッカーの鈴木は悔やむ。
「あれだけの決定力のある選手がいなくなったので、チームとしては緻密なバレーをして、ミスを少なくし、攻めたサーブから点差を広げる、という展開にしたかったけれど、ミスが今日みたいに出てしまうと、ワンサイドゲームになってもおかしくない」
スパイクミスだけを比べても、パナソニックの1に対し、サンバーズは8と大きく上回った。開幕からまだ勝ち星がない状況で、「勝たなければ」「決めなければ」という選手の焦りや力みもミスにつながっている。
そんな中で、「エバ(エバンドロ)がいない状況を逆にチャンスだと思ってやっている」と言うのがセッターの岡本だ。
これまではエバンドロが攻撃の中心だったが、この日は立ち上がりから山村、鈴木のクイックを積極的に使い、栗山、柳田のパイプ攻撃も活かすなど、コート中央部分からの攻撃を増やした。
「『苦しい時にはエバがいる』という安心感は、みんなにあったと思うんですけど、それだけでは(この先)苦しくなる。それを考えると、今はチャンス。真ん中を多く使って、いろんな攻撃パターンを今のうちに作っておいたり、レセプション陣も、エバがいない分、より精度を上げなきゃいけないという意識になっていると思う。そうしてチーム力を高めておけば、エバが帰ってきた時に、さらにチームがレベルアップすることは間違いないですから」
そうした取り組みが、すぐには白星につながらなかったが、今、やるべき目の前のことを1人1人がやり遂げれば、きっと勝利はついてくる。